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本手描友禅作家 秋山章の世界

 

 

 

画像:秋山章

秋山章 略歴

昭和6年4月生まれ
昭和24年 京都にて染色工芸を学び本手描友禅の高級婚礼衣装製造の道に入る
昭和29年 高級婚礼衣装創作卸の株式会社丸章を設立
以降、毎年京都にてロイヤルコレクション・アキラおよび友禅
衣装の発表150回を越す展示会を開催。
平成5年 ドイツデュッセルドルフ/ジャパンウィークに招聘を受け花嫁衣裳デモンストレーション、衣裳展示会を開催する。
同市美術館に代表作「天寿芙蓉峰」を展示寄贈。
平成7年 財団法人 民族衣裳普及協会より伝統文化賞を賜る。
現在 高級婚礼衣裳 本手描友禅作家
日本伝統儀式衣裳友禅保存協会 常任理事
日本染織工芸研究会 常任理事
大吼塾 塾頭
株式会社 友禅丸章 代表取締役
日本伝統儀式 日本の結婚式を守る会 専務理事

友禅作家である秋山 章が、彩りが命の本手描友禅染めに本漆、本貝螺鈿、本金箔等により独自の作風を確立する。日本の花嫁着付けコンクールの権威ある「千葉益子賞」において常に友禅うちかけでトップの座を独占し続け、その魅力を広めた。ブライダル業界、経済界、芸能界、スポーツ界の100組を超えるスターの婚礼衣裳を多数製作する。うちかけの制作は、構想より仕上がるまでに約3年を要しすべて手創りで京都の友禅職人の技と時を経て、婚礼衣裳の芸術品が創造されます。

スポーツ界
長嶋茂雄ご夫妻・王貞治ご夫婦・堀内恒夫ご夫婦・若島津/高田みずえご夫妻・北勝海ご夫妻
具志堅用高ご夫妻・井上康生ご夫妻・横綱 白鵬ご夫妻

芸能界
篠田監督/岩下志摩ご夫妻・平幹二郎/佐久間良子ご夫妻・高橋英樹ご夫妻・故 坂本九/柏木由紀子ご夫妻
五木ひろし/和由布子ご夫妻・宅麻伸/賀来千賀子ご夫妻・片岡愛之助/藤原紀香ご夫妻


秋山章作品集 クリックすると拡大画像が表示されます

本手描友禅 賀上の寿 本手描友禅 讃賀奉寿


友禅の美

世界に数ある儀式の衣裳の中でも
日本の友禅は最高のものとされています。
優れた美意識に、育てられた日本民族の感性と、
選びぬかれた文化、その歴史が友禅を今日に伝えたのです。
友禅は、気の遠くなるような時と手の積み重ねなのです。
うちかけが仕上がるまでには早いもので半年、
長いものでは800日の歳月を必要とします。
緊張と精進の800日が日本の女性を美しく彩り、
洗練された柄と色との出逢いによって一幅の絵となるのです。
日本の故郷、美の土壌であり染のふるさとである。
京の地で、今日も、友禅丸章のうちかけが
美しく生まれていくのです。



儀式のころも

儀式の衣裳には格と約束があります。
どのように高価でも、織物の大島紬やお召し類など
先染めでは儀式の衣裳になりません。
一枚の白生地に一色の色を染めた無地染めでも、儀式の格を秘めた衣裳となるのです。
金襴や唐織りが儀式の衣裳にタブーとは申しません。
しかしより望ましいことは純白清浄な絹から織りあげる白生地に
儀式の品位の格を染め上げた衣裳が、より格式高い儀式の晴れ着といえるのです。
中振袖も、振袖も、儀式の衣裳は、必ず白生地から染め上げる
「後染め」でなければならないのです。


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